読んだ・見た・聴いた(4-6月/2021年)
色々なことに忙殺されていたら上半期が終わってしまう…。
読んだ
本6冊 漫画4作品8冊
まだ読みかけの本も何冊かあるけど、どれも面白い。
『正欲』朝井リョウ
可能な限り前情報に触れずに読んだ。キーワードが少しずつ繋がっていく様が面白くて、途中で読むのを止めるのが大変だった。私の知らない世界が知らないまま存在していることを心にとめる。普通ではないことへの不安が少し和らぐよう。
反省しながら読む場面もありつつ、読後感としては肯定されたような気持ち。この感覚ちょっと珍しいかも?近年の作品は昔ほど「椅子に縛りつけて耳元で叫ぶ」感じではなくて「気づいたら落とし穴の底にいた」みたいな雰囲気だけど、本作はその後さらに穴から引き上げてもらったような気がする。
朝井リョウとしては希望のある本だったなと感じた。のちにインタビュー記事を読んだら、作者としても「一番『生きるを選択する』ことを前向きに咀嚼できた」*1とのこと。
プロットや舞台装置が面白い本を読むのが好きな人には朝井リョウ作品おすすめです。
『男の子になりたかった女の子になりたかった女の子』松田青子
ゼリーのエース(feat.「細雪」&「台所太平記」)と「物語」が特に好きだった。こういうリアルではない設定や舞台装置で繰り広げられる話って面白い。ただ内容は現実そのものだからつらい。この本の最後の一文のように生きたい。
『女の園の星』和山やま
女子高生の舐めた感じというか、態度の大きさとか、しょうもないことに力を注ぐ感じがリアルだなと思った。絵しりとりはしてなかったけど、私も日誌にふざけたこと書いていたな、と思い出した。
『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』イ・ミンギョン
自分が苦しんだ色んな女性差別を思い出しながら読んだ。"感じ良く丁寧に"話したって伝わらずに、かえって傷ついた悔しさがよみがえった。実践編の言い返し方が本当に実用的なので自主トレする。
見た
映画6本 ドラマ9本(見込み) 配信ライブ1本
例によって春ドラマ見終わってない。今クールはコントが始まるが面白かったな。
映画はエヴァの序破Qなど。物語に触れると同時に、大学生の頃既知のものとして使われていたエヴァ用語のことがやっとわかった。
DISPATCHERS
erika14elmclose.hatenablog.com
終演後のアンケートでカバーしてほしい楽曲は、という設問があったので、「je t'aime★je t'aime、ずっと好きだった、勝手にしやがれ、I Want It That Way」と書いた。我ながら良い線いってると思っている。
聴いた
アルバム単位では6枚。あとはちょこちょこ。
『美少女戦士セーラームーンベスト』にはまって何度も流している。やっぱり疲れているときは心が4歳児になる。そしてリアルタイムで見てたからだと思うけど、ムーンライト伝説は桜っ子クラブさくら組のバージョンが好き。サビのドラムの煽り方が素晴らしい。
職場の人と「カラオケ行きたい!」という話をした。それ以来、行ける日を楽しみに歌いたい曲をリストアップしている。カラオケは一芸披露会も皆で歌う会もおすすめ曲を教え合う会もヒトカラも好きなので、年末? 来年? 行けたら良いな。