読んだ・見た・聴いた(7-12月/2021年)

この半年がとてもあっという間に過ぎていった。

 

 

読んだ

本10冊 漫画4作品41冊

画集を含んでの10冊なのでほとんど本を読めていない。

 

『自分で名付ける』松田青子

結婚、出産、育児に関するエッセイ。松田青子の小説から読み取れるメッセージがよりストレートに書かれていてとても良かった。色んな思いを経て、今は出産への恐怖心のようなものが強いけれど、この本を繰り返し読みながら立ち向かっていくのだろうなと思う。

 

『呪術廻戦』芥見下々

友達に勧められて読んでみたら夢中になった。久々に「読んでいて気づいたら朝になっていた」を経験した。アニメも映画も見たので下半期のかなりの割合を呪術が占めていたな。

対比が面白いなと思う。京都校との交流戦の時に野薔薇が勝ちきれないエピソードは印象的だった。生き方としての反抗は良いけど、構造的差別の話題の流れでそれを主張しても……っていう。あとは五条と夏油の生き方?がねじれていく感じとか。

大人になってからこういうのを読むと、どうして10代の子たちがこんな大変な目にあわないといけないんだ、という気持ちになる。それこそもっと青春を謳歌してほしい。しかも大人たちもまだ若い人が多くてすごい能力と責任感だよほんと。

 

『ハコヅメ』泰三子

ドラマが面白かったので原作も読んでみたら、こういう話なのか! とびっくりしたし、ドラマ以上に面白かった。全然職種は違うけれど前職の雰囲気に似ているので共感する部分も多かった。アンボックスもすごかった。

 

見た

映画8本 アニメ1作品 ドラマ1本 配信ライブ2本 舞台1回 美術館・個展など3回

ドラマをほぼ見てなかった。また1月クールからは見れたら良いな。

 

 

DISPATCHERS vol.2

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年末ばたばたしていてポルノのツアー配信を見れなかったのが残念だなー。

 

Fujii Kaze "Free" Live 2021 at NISSAN Stadium

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まだ武道館ライブBlu-ray買ってない……。欲しい。

 

オリバー!

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上の記事には書いていなかったけど、Consider Yourselfの日本語詞「金がなくてまじでつらくて腹ペコな日も」とかYou've Got To Pick A Pocket Or Twoの「ポケットからちょちょいと」は上手いな! と思った。一方でConsider Yourselfの"For after some consideration we can state"の部分に「信じてみな泣くより前に」をあてたのにはびっくりした。いつから舞台の企画するのか知らないけど、時勢的に希望を込めたのかなと思った。

 

舞台を見たのを機に1968年版映画を見直した。最初に見たのは15年以上前で、それ以来何度か見ていたけど、どんどん理解が深まっている気がする。

同じ曲でもミュージカル版と映画版で位置付けが違うのが面白い。ミュージカルのOom-Pah-PahとMy Name!が映画のIt's A Fine Lifeに対応していて、この1曲でBillの描写があるからこそrepriseを省略できる(台詞はあるけど)。ミュージカルのIt's A Fine LifeはFaginとの関係性にフォーカスしている。映画のOom-Pah-Pahは目くらまし要素が強いから、酒場の猥雑な感じが少し薄まっているような気がする。曲順というか二幕の構成が違うのがポイントだなと思う。

逆に位置づけが同じでも映画版のAs Long As He Needs Meの方がNancyの意志を感じる。そこに至るまでの心理描写が丁寧だからというのもある。映画とミュージカルでBillの人物像が違うのが大きいよね。映画だとBillとNancyって緊張感はあれど信頼関係もある。ミュージカルだとBillが怖い悪人だから、Nancyが暴力的なBillに逆らえないのを「これは私が決めたことなの!」って言い聞かせている感じになっている。

Faginのラストは映画版のが好きなんだよね~あれってReviewing The Situation(reprise)になってたんだっけ……。何バージョンも見て聞いてやってるから混ざっちゃうね。

 

覚えるほど聴き込んだ1994年版CDと1960年版CDを聴き比べたりもした。60年版は素朴な感じがした。Spotifyに両方入っていてありがたい!

あとオリバーは原作(英語)とダイジェスト絵本(英語)を持っていて、原作は挫折して積んでるんだけど、やっぱりここまで来たら原作を知りたいので日本語版も買った。読まなきゃ!

 

聴いた

アルバム単位だと10枚 +色々

アルバムは旧譜が多かったかな。まさかMath and Other Problemsが入ってるとは思わなかった。

 

サウダージ / THE FIRST TAKE 

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すごく良かった! 緩急というか押し引きというか、素晴らしいよね。あぁライブ行きたいよー。

 

Spotifyの2021年のまとめ

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意外な結果だった。最終的に今年一番聴いたのは一途/逆夢なので12月ですべてを持って行った感がある。2022年はもっとSpotify使おう……。

 

 

もともと3カ月に1回ならできるかな~と思って1年間書いてみたけど、もっと短いスパンでサクッとまとめる方がやりやすそうな気がした。あとは「読んだ・見た・聴いた」という分類がやりづらかったので次から変えよ。

 

 

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ミュージカル オリバー!

とても思い入れのある演目を見てきた。舞台見るの本当に久しぶりだったけど、こんなに満たされるんだなと感じた。

 

日本語訳良かった!そもそもミュージカルを見るのもやるのも英語がほとんどだったので日本語だとどうなるんだろうと思っていたけど、エッセンスがちゃんと入ってる感じがした。あと英語だと訛りでキャラクターの階層があらわされているところを言葉の砕け具合で表現しているのが好きだった。Consider Yourselfは元の詞より希望を感じたな。Food, Glorious Foodの「マスタード」と「カスタード」とかReviewing The Situationの「シチュエーション」とか、英語詞と同じようにはめている部分はなじみ深さにほっとした。

 

声のイメージがほぼぴったりなのがすごかった。私の中の『オリバー!』は1994年版CDと1968年版映画なんだけど、こんなに同じ雰囲気になるんだ、とびっくりした。もちろん技術で作り込んでいるだろうけど、声が役を選ぶ側面も確実にあるよね。

そしてイメージと違う場合も魅力になるのが面白い。ミスター・サワベリーの声がめちゃくちゃ甘かったのが印象的でもっと聞いていたかった。That's Your Funeralすごい良かった。

 

My Name!で一気に惹きつけるビルの冷酷さも素晴らしかった。あれだけ恐れられている人物の最期があっけないのも。あとカーテンコールの時ブルズアイが袖でちょっとぐずった(?)ところに駆け寄ってたのにきゅんとした。役じゃないけど。笑

 

これはフェイギンの話なんだな、と思った。映画版だとドジャーがもっと中心的というか、フェイギンと感情を分かち合っている雰囲気だけど、今回はフェイギンの孤独さも感じた。

 

ギャングの子たちがすごくかわいかった。

 

今回は話の筋を追うように見たから細かい部分チェックしきれなかったのが残念だった。ドジャーが食べ物盗んだとこはわかったけど、もっといっぱいあるはず…。

 

舞台装置が切り替わっていくのとか、キャストがはけるついでに片付けるのとか大好きなので久しぶりに見れて嬉しかった。

 

ロンドンが近かった。笑 7日間と言いつつあっというまに着いて「はや!」と思った。というか映画版がたっぷり時間取ってるだけなのかな…?

 

Consider YourselfとWho Will Buy?の対比も面白かった。

 

Consider YourselfからBe Back Soonまで畳みかける感じが好きだし、It's A Fine Lifeがリプライズでガラッと印象が変わるのも好きだし、I'd Do Anythingのスウィートさも好き。あとOom-Pah-Pahの猥雑さも好き。今回の日本語詞いい感じに淫らで良かった。みんなのうたバージョンだと歌詞が思いっきり子供向けなの何度聞いても面白い。

 

ミュージカルの感想書く方ってそれぞれの演者が作ったキャラクター像や心の動きに言及する印象なのだけど、自分の抱く感想はその要素が全然ない。あの振り付け覚えたいなとか、あの笑いどころのセリフ英語でも日本語でも面白さがわからんとか、そういうことばかり。ストーリーを知っていて1回しか見ていないからなのかな?違うキャストで見るとキャラクターの解釈を捕らえやすくなるのかな。

 

帰宅してCDかけて余韻に浸ったので明日は映画版見る。

 

 

Fujii Kaze "Free" Live 2021 at NISSAN Stadium

初めて藤井風のライブを見た! リアタイできなかったのでアーカイブあるのありがたすぎる……。広いスタジアムの真ん中にピアノがあって、最初から最後まで一人でのパフォーマンスというシンプルな構成が曲を引き立てていた。

『HELP EVER HURT NEVER』に深い思い入れがあるのでやっぱりこのアルバム収録曲になった時すごくテンションが上がった。

 

0 夏の香り

1 きらり

2 燃えよ

いきなり罪の香りで始まってびっくりした! きらりの優しくてソフトな歌い方と燃えよのパワフルな歌い方のギャップがすごい。そしてMCが英語と岡山弁というのが歌と地続きで良かった。普段音楽だけ聴いている時は意識してなかったけど、映像で見ると若々しいね……。

 

3 もうええわ

4 優しさ

5 特にない

6 死ぬのがいいわ

7 帰ろう

もうええわの低音と高音のメリハリとか優しさ冒頭のアカペラとか、特にないの手拍子とか、死ぬのがいいわと帰ろうのピアノの激しさとか、引きつけ続ける工夫がたくさんあった。どの曲も好きなんだけど、帰ろうがしみる。

 

8 青春病

9 旅路

10 何なんw

青春病と旅路はすごく音源を思い出させるような歌い方だった。何なんwはライブだとあんなにノリノリなんだね。観客がいて自由に叫べる環境だったらめちゃくちゃ楽しそう。

 

いつかさよならべいべを聴きたい。

武道館ライブBlu-rayとかスコアとか欲しくなってきた……。

 

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岡野昭仁 配信LIVE2021「DISPATCHERS vol.2」

今回のライブはずっとステージでのパフォーマンスで、より一層「また現地のライブ行きたい!」って思った。

 

 

1. ギフト/ポルノグラフィティ

2. リンク/ポルノグラフィティ

ポルノのライブでアコースティックバージョンやるときもそうだけど、1サビ後にテンポ上がるアレンジが好きで、1曲目のギフトからそれが聴けたのが嬉しかった。リンクはイントロこんな感じなのか! って新鮮だった。Cメロの声の伸びとかアウトロギターも好き。こうやって昭仁さん一人でポルノの曲やると、新たな一面を知ると同時に晴一さんのギターのポルノらしさを感じる。

 

3. マリーゴールド/あいみょん

4. HANABI/Mr. Children

5. 勿忘/Awsome City Club

6. 人として/SUPER BEAVER

マリーゴールドあいみょんっぽさと昭仁節が融合してて素敵だった。HANABIを抑えめに歌うのすごすぎる……(喉の調子もあったのだろうけど)。「世界を」の歌い方良かった。勿忘初めて聴いてオリジナルも聴きたくなったなー。人としては昭仁さんの「な」を堪能できた。

 

7. ジュビリー/くるり

8. サヨナラCOLOR/SUPER BUTTER DOG

9. 情熱/UA

10. 今だから/ 松任谷由実小田和正財津和夫

この辺り知らない曲ばかりだったけどすごく良かった。昭仁さんの声に合ってる! ジュビリー好きだな。そして3人ボーカルの曲やるのすごいな……と思ってたら「味をしめて」だったのね。笑

 

11. アイネクライネ/米津玄師

12. 若者のすべて/フジファブリック

13. フラワー/ポルノグラフィティ

アイネクライネ完全に昭仁さんの歌みたいになってる! どっしりと力強い。ギター(tasukuさん)とキーボード(渡辺シュンスケさん)もかっこよすぎる。そして名曲探訪のラストの若者のすべては本当に素晴らしかった。強くて切ない。7月に演奏されるフラワーってなんだかしんみりしてしまうね……。でも前後で「(水かと思ったら)違う飲み物入っとる!」「何でベンチで歌うたんかな」とか楽しそうに話してて笑っちゃった。

 

14. Shaft of Light

15. 光あれ

16. その先の光へ

この3曲って本当にソロならではという感じがする。ポルノの時にほかの人作詞作曲の曲をこんなにやることがないから、面白い。

 

前回のライブ後のアンケートにカバーしてほしい曲を書いたけど、1曲も当たらなかったし、アーティストもかぶらなかった……。でも今回のカバーでまた新しい曲に出会てよかった。

母屋の活動にも期待してます!

 

▽前回の▽

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読んだ・見た・聴いた(4-6月/2021年)

色々なことに忙殺されていたら上半期が終わってしまう…。

 

 

読んだ

本6冊 漫画4作品8冊

まだ読みかけの本も何冊かあるけど、どれも面白い。

 

『正欲』朝井リョウ

可能な限り前情報に触れずに読んだ。キーワードが少しずつ繋がっていく様が面白くて、途中で読むのを止めるのが大変だった。私の知らない世界が知らないまま存在していることを心にとめる。普通ではないことへの不安が少し和らぐよう。

反省しながら読む場面もありつつ、読後感としては肯定されたような気持ち。この感覚ちょっと珍しいかも?近年の作品は昔ほど「椅子に縛りつけて耳元で叫ぶ」感じではなくて「気づいたら落とし穴の底にいた」みたいな雰囲気だけど、本作はその後さらに穴から引き上げてもらったような気がする。

朝井リョウとしては希望のある本だったなと感じた。のちにインタビュー記事を読んだら、作者としても「一番『生きるを選択する』ことを前向きに咀嚼できた」*1とのこと。

プロットや舞台装置が面白い本を読むのが好きな人には朝井リョウ作品おすすめです。

 

『男の子になりたかった女の子になりたかった女の子』松田青子

ゼリーのエース(feat.「細雪」&「台所太平記」)と「物語」が特に好きだった。こういうリアルではない設定や舞台装置で繰り広げられる話って面白い。ただ内容は現実そのものだからつらい。この本の最後の一文のように生きたい。

 

女の園の星』和山やま

女子高生の舐めた感じというか、態度の大きさとか、しょうもないことに力を注ぐ感じがリアルだなと思った。絵しりとりはしてなかったけど、私も日誌にふざけたこと書いていたな、と思い出した。

 

『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』イ・ミンギョン

自分が苦しんだ色んな女性差別を思い出しながら読んだ。"感じ良く丁寧に"話したって伝わらずに、かえって傷ついた悔しさがよみがえった。実践編の言い返し方が本当に実用的なので自主トレする。

 

見た

映画6本 ドラマ9本(見込み) 配信ライブ1本

例によって春ドラマ見終わってない。今クールはコントが始まるが面白かったな。

映画はエヴァの序破Qなど。物語に触れると同時に、大学生の頃既知のものとして使われていたエヴァ用語のことがやっとわかった。

 

DISPATCHERS

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終演後のアンケートでカバーしてほしい楽曲は、という設問があったので、「je t'aime★je t'aime、ずっと好きだった、勝手にしやがれ、I Want It That Way」と書いた。我ながら良い線いってると思っている。 

 

聴いた

アルバム単位では6枚。あとはちょこちょこ。

美少女戦士セーラームーンベスト』にはまって何度も流している。やっぱり疲れているときは心が4歳児になる。そしてリアルタイムで見てたからだと思うけど、ムーンライト伝説桜っ子クラブさくら組のバージョンが好き。サビのドラムの煽り方が素晴らしい。

 

職場の人と「カラオケ行きたい!」という話をした。それ以来、行ける日を楽しみに歌いたい曲をリストアップしている。カラオケは一芸披露会も皆で歌う会もおすすめ曲を教え合う会もヒトカラも好きなので、年末? 来年? 行けたら良いな。

 

 

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岡野昭仁 配信LIVE2021「DISPATCHERS」

今回の配信、リアルタイムで見れないしな、とかDISPATCERS最新話に追いついてないしな、と正直ちょっと悩んでたけど、終演後TLの雰囲気から察してアーカイブで見た(あの時の決済の早さよ……)。結果、本当に見て良かった!!!!!

 

1. ROLL/ポルノグラフィティ

ループマシン! 昔Steve Appletonのライブでループマシン使ってた時すごくわくわくして楽しかったのを思い出した。いつか生で見たい。アウトロのギター昭仁さんが弾いてるの新鮮で良かった。


2. Zombies are standing out/ポルノグラフィティ

DISPATCERSお馴染みのアコースティックゾンビ。原曲から全く違う雰囲気になるのすごい。原曲もライブ映えして大好きだけど、このアレンジもいいな。

 

3. 愛なき…/ポルノグラフィティ

歌いだしの「感情さえ」が20年前の声だ! と衝撃的だった。きっと当時の歌い方も意識してるんだろうな。途中から今のより厚みのある声も混じって共存していたのが本当にすごかった。年末特番の控室であるホテルの部屋で朦朧としながら書いたというエピソードも印象に残った。


4. 白日/King Gnu

昭仁さんバージョンになってた……! 「へばりついて離れない」とかの跳ねる歌い方がすごく好き。あのリズムの取り方は"ゴキゲンなファンク*1"の表現なのかなと思った。昭仁さんがツイッターで一年練習したと書いていたけど、確か井口さんも結構(同じくらい?)時間かかったとどこかで読んだ気がする。すごい。


5. 優しさ/藤井風

曲紹介で新しいアプローチができれば、と言っていた通り、歌い方が今までの昭仁さんと違っていた。サビの「あの」直前の"Ah"の部分印象的だったな。うまく表現できないけど、藤井さんの歌い方とも違う。


6. One more time,One more chance/山崎まさよし

「誰でもいいはずなのに」の食い気味の歌い方きゅんとした。


7. 空も飛べるはず/スピッツ

8. Aokage/ポルノグラフィティ

この2曲のロケ映像素敵だった。『空も飛べるはず』歌ってる時、屋外だとやりづらいのかな、と一瞬思ったのだけど、曲終わってからの一言で、恥ずかしかったからか! と答え合わせ(?)できたのがちょっと面白かった。『Aokage』も『愛なき…』同様20年前の声と今の声の共存が素晴らしかった。


9. 旅せよ若人/Fairlife
10. ワインレッドの心/安全地帯

昭仁さんの声の力強さを感じる2曲だった。夜景とか上京時のエピソードとかも含めて、大人のライブって感じがしたな。着席でお酒飲みながら楽しむ、みたいな。いつかこのレストラン行きたい。


11. だから僕は音楽をやめた/ヨルシカ

12. 丸の内サディスティック/椎名林檎
13. 真夜中のドア〜Stay With Me/松原みき
14. 未来予想図Ⅱ/DREAMS COME TRUE

女性ヴォーカリストゾーン。言葉数が多いのとか巻き舌とか高音をわーっと響かせるのが合うな! と再確認できた。あと歌詞が本当によく聞こえる。『真夜中のドア〜Stay With Me』はアレンジも含めてかっこよくて、これも生で聴きたかった。


15. Shaft of Light
16. 光あれ

ポルノとは違うオリジナル曲 って新鮮に聞こえる。還元、というコメントもすごく嬉しかった。

 

 好きな曲いっぱいカバーされてたし、それが昭仁さんのバージョンになってて満足感が高かった。カバーってともすれば単なるカラオケになりがちだし、やたらテンポ落としがちだけど、原曲の良さと昭仁さんの表現の良さが合わさってていいなと思った。配信一度見ただけで昭仁さんの声で脳内再生されるの改めてすごい。

 

REUNIONもだけど、DISPATCHERSぜひCD化かDVD化してほしいなぁ。手元に置いていたい。それか神vs神みたいにサブスクでも……。

そしてまた今度はポルノのライブにも期待! 本当の意味でREUNIONできる日が楽しみ!

 

 

 

読んだ・見た・聴いた(1-3月/2021年)

元々本を読んだりドラマを見たり音楽を聴いたりすることが好きだった。

ただ、数年前から多忙や過労や体調不良のためにそれらに触れる機会や気力が少しずつ低下していた。一番体調が悪かったころは、音楽番組がノイズのように感じられ、ツイッターのような短文の内容も頭に入らず、好きなことすらできないのかとかなり落ち込んだ。

幸い調子が戻るとともに以前のように物語を楽しめるようになったので、遅れを取り戻す(?)かのように積極的に摂取している。ということで、読んだり見たり聴いたりした記録。最初は毎月、と思っていたけど、ハードルを下げて1Qごとに書けたら良いなと思う。

 

 

読んだ

数えてみると、この3カ月で本11冊(+読み途中5冊くらい)、漫画4作品(72冊)を読んでいた。印象的だったのは以下の通り。

 

ハリー・ポッターシリーズ(J.K.ローリング)

去年の12月から今年の2月にかけて、原作を読み返した。『炎のゴブレット』までは何度も読んでいたけれど、5作目以降は買った時に一度読んだきりだったので初見のように楽しめた。ハリー・ポッターシリーズって特に後半は悲しいエピソードが多いけど、『不死鳥の騎士団』は怒りに満ちていて、『謎のプリンス』は憂いの篩に入ることが多いからか内向的だなと思った。『死の秘宝』は何というか寂しかったな。

そして、物語としては『不死鳥の騎士団』辺りですごく大きな盛り上がりがあった(初めて読んだとき、あまりの理不尽さにすごくイライラしたことも思い出した)んだな、とか、他種族への差別に対するハーマイオニーの言動に対しての受け止め方が変わったな、とか、今この時期に通して読んで初めて分かったことがあって良かった。

 

スター(朝井リョウ)

世界が細分化されている中で「私」が価値を考える話。帯に書いてあるフレーズやあらすじから想像する話とは良い意味で違っていた。というか、序盤の尚吾と絋の対比を読んだ時に「近年の朝井リョウは二項対立だもんね」と変な早合点をしたのがいけなかった。

最後の方で千紗が挙げた「騙されていたい」という視点が面白かった(まだ読んでないけどたぶん『正欲』にもこの要素入りそうだな、と予想している)。騙されていたい時は確かにある。でも、何も考えられないまま決断し続ける事態に陥って生活が一気に崩れた経験からすると、いつまでも騙されてるのは危ないなと思う。

オンリーワンを掲げることで生まれた苦しみ、という要素を入れ込んだ『死にがいを求めて生きているの』から1年経たずして『スター』の連載が始まっていたことにも打ちのめされた。捉え方が鮮やかだ……。

10年以上経っても好きな作家は朝井リョウと言い続けているけど、心が持ってかれるのである程度元気じゃないと読めないのよね。正欲楽しみです。

 

秘密-トップ・シークレット-/秘密 Season0(清水玲子)

去年キャンペーンで少し読んで気になっていた作品。ちょっと設定に無理があるんじゃないかと思いつつ、寝る間も惜しんで読むくらいハマった。夜中の2時くらいに読むと本当に怖い。最初のシリーズは重難しくて好き。薪は確かに優秀だし、犯罪者寄りの思考と描写されてはいるけど、本来の精神面(?)としてはMRI捜査がきついんじゃないかなって心配になってしまう。贖罪の気持ちや責任感でギリギリ保っているように見えるというか。今後どう展開していくか気になる。

最初の方の話は描かれたのが20年くらい前だからか、未来を描いているようで所々古いままのモチーフが出てきてて、現実が追い越してしまっているのも面白かった。あと10代の頃花ゆめを中心に白泉社の漫画をたくさん読んでいたので絵柄が懐かしくて落ち着く。

 

その他

ついに『進撃の巨人』に手を出した。巨人と戦う話だと思ったらそれだけじゃなくて、連鎖とか女の子らしさとかをテーマとして扱っていて今読んで良かったなと思った。
まだ1回ざっと読んだだけで把握しきれてない部分もあるので時間を見つけて読み返したい。

こんなにたくさん漫画読んだの久しぶりだったな。

 

見た

 ドラマ8本(途中1本)映画3本アニメ2本(途中1本)

ドラマをものすごく見たような数字だけど、うち4本は年末年始で再放送された分。今クールのを見終わらないうちに春ドラマが始まってしまう……。そして春ドラマ見たい作品が多すぎて大変。

 

セーラームーンS

それぞれ感想はあるけど、一番書きたいことがたくさん頭に浮かんだ作品。

幼稚園の頃ぶりに見たけど、シーンやセリフを覚えている場面がいくつもあってびっくりした。あの110話の内容とかも結構正確に記憶してて、当時相当心を痛めたことも思い出した。一方で話の筋をほぼ理解していなかった(ほたるちゃんのこととか)ので、どういう物語なのかがやっとわかってすっきりした。

キャラクターそれぞれの魅力もより感じられたな。はるかさんの冷たさ?にも納得したし、ミメット(そもそもwitches 5のことを全く覚えていなかった)のかわいさに驚いたし、まこちゃんのコンプレックスには「そんな女の子らしさにとらわれる必要はないんだよ」と伝えたい。当時はあみちゃんとみちるさんが好きだったけど、今はどの戦士が一番好きか決められないくらいみんな素敵だなと思う。うさぎちゃんは普段頼りなくて周りにお膳立てしてもらってる感じなのに、最後自分一人で立ち向かう姿は主人公そのものだよ……。この調子でいくらでも話せる。

一方で、今見ると何なんこれ、と思う描写もあった。女性を差別するなというセリフがある一方で何かにつけてお嫁さんになりたい、に帰着するのは少し歯がゆかった。個々のバランスをとってるのがはるかさんなのかもしれないけど……。あと、それぞれ個性的なキャラクターのはずが美しさは一つだけなのかな? とか。時代を感じる。もっと反抗的なかっこいい戦士が見たいなと夢見てしまった。

それからやっぱり『ムーンライト伝説』が名曲だなと思った。ドラムの煽りがすごい。映像も最初の2回は「こんなんだったような、何か足りないような」という感じだったけど、ウラヌスとネプチューンが入ったバージョンになった時に「これだ!」としっくり来て、でも確か最後ちびうさが立ってたはず……と思っていたらシリーズの後半でさらに映像が変わって、記憶とどんどん一致していくのが面白かった。

 

その他

あとはPUI PUIモルカーは火曜の朝の楽しみで、今クールで一番真剣に見た作品だった。アビーが好き。映画のパディントンも短い中で伏線がきっちり回収されてるのが印象的だった。

 

並べると心が4歳児みたいなラインナップ。仕事や現実のつらいことから逃避してるのかな。

 

聴いた

今のところアルバム単位で聴いたのは3枚くらい……? Spotify使うようになってからはやっぱり曲単位で色々聴くスタイルに変わりつつある。もう少し意識的にアルバムを聴きたいなと思う。

 

 プレイリスト:3rd Singles 

年明けに聴いた。令和3年にちなんで色んなアーティストの3枚目のシングルがまとまっている。『エトセトラ』も『君はロックを聴かない』も『台風ジェネレーション』も『さよならエレジー』も『Baby』も『Our Song』も3枚目なのか! 昔ポルノグラフィティがインタビューの中で「『3枚目が勝負』と言われた」という内容を話していたことも踏まえて聴いたので感慨深かった。

 

アルバム:Undiscovered (James Morrison)

ふとこのアルバムに収録されているUnder The Influenceを口ずさんでみたら懐かしくなって聴いた。久々すぎて、当時あんなに聴きまくっていたYou Give Me SomethingもWonderful Worldもすっかり忘れててびっくりした。

これはカフェイレで You Give Me Somethingが流れたのをきっかけに買ったアルバムだった。あの頃は夜ラジオを流しながら絵を描くのが好きだったな、部屋が寒かったな、と曲とともに色んな思い出がよみがえった。

 

曲:Wake Me Up When September Ends (Green Day)

まだ春だけどよく聴いている。私は一時期ポップパンク~エモにハマっていたのだが、Green Dayは避けていた。ちょっと苦手意識を持っていた人がGreen Day大好きで、巻き込まれたくない(?)気持ちがあったからだ。幸いその人とはもう何の関わりもないので、気兼ねなく聴けるようになって良かった!

 

 

脈絡なく振り返るの楽しい! 2Qもたくさんの物語に触れたい。